

御留山 新・酔いどれ小籐次(二十五)
佐伯泰英 出版社/文藝春秋 価格/¥858
先祖の暮らした豊後森藩の地についに降り立った小籐次と息子の駿太郎。元の美味と、湧き出る豊かな湯、野湯と風景を味わいつつも、特産の明礬を利用して権力を増大する国家老一派と、対抗する一派の不穏な事情を知り、心は晴れない。一方、山中に暮らす刀研ぎの名人「滝の親方」は、小籐次にそっくりだという。もしや赤目一族と繋がりが?そんな中、藩主・久留島通嘉から小籐次に呼び出しが。「明朝、角牟礼山本丸で待つ」—-ついに、藩主・久留島通嘉が、江戸から小籐次を連れてきた本当の目的が明かされる。そして、赤目小籐次一家の帰りを待ちわびる江戸の人々も、ある計画を進めていた。『御鑓拝借』から始まった物語が見事ここに完結!


希望の糸
東野圭吾 出版社/講談社 価格/¥968
小さな喫茶店を営む女性が殺された。加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。彼女の不可解な行動を調べると、ある少女の存在が浮上する。一方、金沢で一人の男性が息を引き取ろうとしていた。彼の遺言書には意外な人物の名前があった。彼女や彼が追い求めた希望とは何だったのか。加賀シリーズ最新作、待望の文庫化!


風と行く者―守り人外伝―
上橋菜穂子 出版社/新潮社 価格/¥825
つれあいの薬草師タンダと草市を訪れた女用心棒バルサは、二十年前、共に旅した旅芸人サダン・タラムの一行と偶然再会する。魂の風をはらむシャタ〈流水琴〉を奏で、異界〈森の王の谷間〉への道を開くサダン・タラムの若い女頭エオナは、何者かに狙われていた。再び護衛を頼まれたバルサは、養父ジグロの娘かもしれないと気づいたエオナを守るため、父への回顧を胸にロタ王国へと旅立つが。
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今夜、世界からこの恋が消えても | 一条岬 | KADOKAWA | ¥693 | |
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珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート | 岡崎琢磨 | 宝島社 | ¥730 | |
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三千円の使いかた | 原田ひ香 | 中央公論新社 | ¥770 | |
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今夜、世界からこの涙が消えても | 一条岬 | KADOKAWA | ¥715 | |
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いけない | 道尾秀介 | 文藝春秋 | ¥715 | |
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クジラアタマの王様 | 伊坂幸太郎 | 新潮社 | ¥825 | |
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ツナグ 想い人の心得 | 辻村深月 | 新潮社 | ¥781 |