

半沢直樹 アルルカンと道化師
池井戸潤 出版社/講談社 価格/¥850
半沢直樹が絵画に秘められた謎を解くーー。江戸川乱歩賞作家・池井戸潤の真骨頂ミステリー!明かされる真実に胸が熱くなる、シリーズの原点。大ヒットドラマ「半沢直樹」シリーズ待望の最新刊、ついに登場!***東京中央銀行大阪西支店の融資課長・半沢直樹のもとにとある案件が持ち込まれる。大手IT企業ジャッカルが、業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいというのだ。大阪営業本部による強引な買収工作に抵抗する半沢だったが、やがて背後にひそむ秘密の存在に気づく。有名な絵に隠された「謎」を解いたとき、半沢がたどりついた驚愕の真実とはーー。***


レモンと殺人鬼
くわがきあゆ 出版社/宝島社 価格/¥709
十年前、洋食屋を営んでいた父親が通り魔に殺されて以来、母親も失踪、それぞれ別の親戚に引き取られ、不遇をかこつ日々を送っていた小林姉妹。しかし、妹の妃奈が遺体で発見されたことから、運命の輪は再び回りだす。被害者であるはずの妃奈に、生前保険金殺人を行なっていたのではないかという疑惑がかけられるなか、妹の潔白を信じる姉の美桜は、その疑いを晴らすべく行動を開始する。


心淋し川
西條奈加 出版社/集英社 価格/¥640
【第164回直木賞受賞作】「誰の心にも淀みはある。でも、それが、人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛は、一つの長屋に不美人な妾を四人も囲っている。その一人、一番年嵩で先行きに不安を覚えていたおりきは、六兵衛が持ち込んだ張形をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして……(「閨仏」)。裏長屋で飯屋を営む与吾蔵は、仕入れ帰りに立ち寄る根津権現で、小さな唄声を聞く。かつて、荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が手酷く捨ててしまった女がよく口にしていた、珍しい唄だった。唄声の主は小さな女の子供。思わず声をかけた与吾蔵だったが――
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三河雑兵心得【十二】-小田原仁義 | 井原忠政 | 双葉社 | ¥660 | |
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日曜劇場 VIVANT 下 | 福澤克雄 | 扶桑社 | ¥1,000 | |
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残像 | 伊岡瞬 | KADOKAWA | ¥960 | |
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古本食堂 | 原田ひ香 | 角川春樹事務所 | ¥740 | |
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向日葵色のフリーウェイ 杉原爽香50歳の夏 | 赤川次郎 | 光文社 | ¥660 | |
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琥珀の夏 | 辻村深月 | 文藝春秋 | ¥1,050 | |
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世界でいちばん透きとおった物語 | 杉井光 | 新潮社 | ¥670 |